~ 音の色が見える!? 色聴 ~
2013年 01月 20日
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まずはお知らせです
どんぐりひろば新年度の生徒予約受付中
赤ちゃんのひろば(12か月までの子) 大募集中です。
入園前児のひろばは、残席 数名分(三ツ境教室含む)
新年少のひろばは、既に満席ですが、ご希望がさらに多い場合はクラス増設します。
新年中のひろばは、残席 1名分
新年長のひろばは、かなり学習が進んでいる子限定(面接)で残席 1名
小学生のひろばは、全て締め切りました。募集はありません。
まずは体験教室(500円)にお越しください。(要予約)
ご案内書を希望される場合も、
メールでご連絡くださいね。
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[❤お問い合わせ・お申し込みはココ」
以上、お知らせでした。
教室キャラクター『ぐりどん』の似顔絵。お母さんが描いてお子さんが塗りました。ありがとう!!
今日の記事はこちら↓ ↓ ↓
音に色がありますか?
前回記事では、うたかるたのことをお話ししました。
「うた」のかるたなので、音感あそびにもつながります、と申し上げました。
今日はここから始めますね。
どんぐりひろばは、音楽教室ではありませんが、
子どもの遊びの中に「音」や「うた」は欠かせない要素です。
過去記事『音感教育』(本日の記事の最後に、この過去記事載せています。)の中との関係もありますが、
子どもにはきれいな音、正しい音程に触れてほしいと思っています。
このごろは、お手頃価格で、子ども向き、またはポータブルなキーボードも買えます。
絵本の中に付いているミニミニ鍵盤もあるくらいですよね。
私の行きつけの家電量販店Y電器さんにも、3,000円くらいでコンパクトなのがあり、
これくらいなら、入園前児のひろばで、子ども達が使えるなあ、と思ったのです。
最近のは必ずプリセットミュージックや、何十もの音色に変換できて、とっても楽しい。
でも、きれいな音、正しい音程を第一に考えたとき、
そのような付属のものは却って邪魔になると思いました。
子ども達は、スイッチも大好きです。
色んなものを試して、楽しむのがうまいです。
でも、しょせんは電子音。
今は日常にあふれていて違和感もないですが、
だからこそ、シンプルで加工できない素の音、
自分で鳴らす音、というものに触れてほしいと思いました。
過去にわが子に与えていた『カワイ楽器』のミニピアノ。
のちには、盲目のピアニスト『辻井伸行』さんが
幼少期より奏でていたことでも知られるようになりましたね、
…あのピアノは、シンプルながらとってもよい音でした。
教室でも、鍵盤をお持ちでなければ、『ミニピアノ』がいいですよ、とオススメしています。
小さいですが、実にいい音。
そんな中、さらにお安いのがありまして、試しに購入してみました。
かわいいでしょ。『クリスタルピアノ』。
ちょうど、『音の名前』『音の色』を使って遊ぶところでした。
音の名前は、ドレミ…で皆さんご存知の通りです。
では、『音の色』って?
『色聴』といわれるもので、音と同時にイメージする色のこと。
実際に音に色があるわけではなかろうに、そのように、イメージを固定化するのはいかがなものか?
という声があるのかないのか、私にはわかりませんが、
ドレミを憶える初期の子ども達にはわかりやすいものだと思っています。
音に色は本当はないとはいえ、例えば『黄色い声』なんて言葉があります。
あながち、関係ないとは言えないのではないかと考えます。
(音と色について、詳しい見識をお持ちの方、音楽の先生がご覧でしたら、
教えていただけましたらありがたいです。)
さて、このクリスタルピアノ、実は、ピアノの鍵盤の仕組みと違い、
中が『シロフォン』でした。
ピアノ型の中にシロフォンが入っていて、
鍵盤を押すことで、シロフォンをその裏側から叩くという仕組み。
舷を叩くんではありませんでした。
したがって、ポンと叩くといいのですが、そっと押さえると音が出ない。
逆に音を出さないという遊びもできなくはないですがね。(笑)
短くても曲を弾くのには物足りないものでした。
でも、せっかく『色』がついているので、これを利用したい…。
子ども達は初めて見る『クリスタルピアノ』を触ってみたい~。
そんなとき、我先に…!と奪いに来る子(意地悪とか意地汚いとかではないです)も去年まではいましたが、
年が明けてからは、『少しの間、じっと待つ。』とか、『順番を意識する』とかができてきました。
とっても自然にできるようになってきましたね。
順番に呼んで触ってもらいました。
両手でとにかく、バンバンたくさんの音を出す子。
そっと押すので、音が出ないことがある子。
鍵盤のはじき方がなかなかうまくて、弾んだいい音を出せる子。
音より、仕組みの方が気になり、裏返してみたり、開けようと(開かないのに)する子。
少しドレミがわかるのか、ドから順に弾いていく子。
自分の所にきたら、もう誰にも渡したくなくて、ぐずぐず言い出す子。
まあ、いろいろです。
自分の子だったら、どれだったらいいでしょう?
私は、どれもよいと思います。
子ども同士もみんなの様子を見ています。
いちいち声に出さなくてもこんなときもお互いの学びがあります。
どんぐりひろばでは、一つしかないものを順番に使うということもよくやります。
子ども達には、普段、足りない物とか、待つということとかがあまりない生活のこの頃です。
ちょっとの時間、がまんできるというのも大事。
そんな時間でもあります。
さて、『ド』を知っている子がいたら、それを機にその子の『ド』(リズムはどんなでも構わない)に合わせて
♪か~える~のう~たが~・・・
と私が1曲歌います。
「すごいね。かえるのうたが弾けたね。ドがわかるんだね。」
というと、その子は自分が『ドを知っている、ドができた!』と得意な顔になります。
あるいは、『ソ』を鳴らした子が出たら、それに合わせて
♪ブンブンブ~ン、はちが飛ぶ~
と私が1曲歌います。
「今度は、ブンブンブンができたね。今のが『ソ』だね。」
たまたまだったかもしれませんが、『これが、ソなんだなあ。』
なんとなく子どもが自覚します。
ここまでくれば、あとはみんなで、『ド』や『ソ』が楽しめます。
「どこが、ドだったあ?」などと、聞いてくることもあります。
そんなとき、
「じゃあ、目印に、ドには赤シール!」などと言って鍵盤に印をつけます。
(慣れてきたらはがしてOK)
教師やお友達が鳴らす音の中で、『ド』が出たら、赤い旗、『ソ』が出たら青い旗、を揚げる遊びに入ります。
当たることもあるけれど、みんな赤で一人だけ青揚げていたり…、
子どもにはこんなことも面白くてあっはっは~と大笑いになります。
問題出す側になりたがる子も出てきます。
これは、『ド』です。
これは、『ソ』です。
いいですか、覚えましたか?
とやるよりは、面白く覚えた方が楽しいなあ、っと思うのです。
お友達が一緒だから、より楽しいのです。
そのときに、ひとつだけでなく、違うものが交ざる方が子どもは面白がります。
ただ、一度に3つも4つも交ざると、わかりにくくなりますので、
興味を無くさないステップを考え、もう少しやりたいなあ、くらいで
やめてしまう方が長続きも集中もできます。
ご家庭では、お母さんがこれをヒントに遊びをアレンジなさるといいなあと思います。
『クリスタルピアノ』、曲を奏でるには向いているとは言えませんが、
このように、『色聴』、鍵盤の位置、ひとつずつの音色、を覚えるにはよかったなと思っています。
『ド・レ・ミ・ファ・ソ・ラ・シ・ド ド・シ・ラ・ソ・ファ・ミ・レ・ド』と1本の指で鳴らした子がいました。
私が、歌いました。
『♪お・な・か・が・す・い・た・よ お・べ・ん・と・た・べ・よ・う』
うたなんて、好きに作っちゃってください。楽しいですよ。
あ、それから、音を固定の色に決めてしまうのに抵抗がある場合には、
色をそれぞれの意見で変えてみても差し支えはないでしょう。
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音感教育~おうちで・自分で・絶対音感を身につける遊び~
ピアノとテレビ
絶対音感があると、音楽は歌詞が聞こえるのと同じように、
ドレミの音で耳に入ってきます。
いわゆる耳コピーしている状態ですね。
楽器を練習する人には便利かもしれないですね。
画像は rocco*さん ご提供。お子さんの作品です。
家にいて、指導者なしでどうやってこの音感を身につけたか。
私の場合は「ピアノ」をいじることでした。
何度も言いますが「左利き」の私の右手を強化するために
与えられたピアノです。
課題の練習曲はたいしてやりませんでしたけどね。
もう一つは、テレビです。特にコマーシャルです。
テレビとピアノが同じ部屋にあったのです。
今でもそういうお宅は多いと思いますので、
よかったら、まねしてみてくださいね。
テレビ番組を見ていると、同じ番組内で、
同じコマーシャルが何回も流れることがありますが、
耳につきやすい音楽のフレーズがあるでしょ?
「さ~らりとしたう~めしゅ~」とか、ですね。
子どもは単純にまねて口ずさみますね。
ちなみに私はこの歌で練習した世代ではないですが、
この梅酒のコマーシャルなら、お若いみなさんもご存じかと。
そして、実際に子どもがよく口ずさんだそうです。
(業界では子どもに歌われるコマーシャルは成功とか)
そういうのをふっと口にするのと同じ感覚で
私はそこにあったピアノに歌いながらふれたというわけです。
すると、偶然「さ~」と同じ音のキーに触れる瞬間があるわけです。
あ、同じ音があった~。では、次に「ら」はどこ?
「り」は?「り」は、ああそうだ。「り」は「さ」と同じ音か。
などと、見つけた瞬間に気が付きます。
そうこうするうち、コマーシャル終わり。
また番組に引き込まれ、いっときしたらまたコマーシャル。
で、また、ピアノ。またコマーシャル。
と、まあ落ち着きない子どもの姿そのままですよね。
それでも一連のフレーズができ上がるとちょっとうれしいんです。
で、何度目かのコマーシャルのときはテレビと同時に
「さ~らりとしたう~め~しゅ」っとピアノでやるわけです。
ピタッと合う、このときはすごく爽快、得意な気分になります。
時には頭の中で思い出したフレーズを
テレビなしでピアノで先に探しておきました。
そして、リアルタイムのコマーシャル時に
待ってましたとばかりに自分で用意していたフレーズを弾く。
そうすると、気分爽快!になるはずが・・・あらら?
ならないときがありました。
「あれ?間違ってないのに、合ってない。」という感覚。
これは『調』が合っていないためでしたが、
子どもなので、「なんで???」
頭の中が???でいっぱいになりました。
こうなると「さ~らりとした」の「さ」の音から探し直しです。
でもその音を見つけると、何度目かで全体もできました。
いわゆる「転調」をしたわけです。
この遊びを私は一人で相当やっていたと思います。
岸本裕史先生ならば「テレビの見すぎ!」とおっしゃったかもしれませんが
まあ勘弁していただきたいところですね。
そういえば自分の子にさりげなく聞かせようとして
こんなCDを買っていましたっけ。
きっちりした音程でいいなあと思ったのですが、
遊びの要素がなかったためかちっとも喜んではもらえませんでした