影絵劇場~光と影の美しさ~
2012年 06月 15日
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1枚の絵を見て思うこと
春にどんぐりひろばを卒業したお子さんのお母様で、
ステンドグラス工芸をなさってる方がいらっしゃします。
玄関に飾ってくださいと言われ、どんぐりと葉っぱをいただいてました。
そして、春にはKeiminさんのスイーツと雑貨の販売日に赤と緑のクローバーを購入。
玄関に差し込む光がなかなかよくて、そこで写真を撮ろうと思いながら、
時間帯や季節の関係で思うような写真が撮れていませんでした。
今日は、ちょっと気に入りましたので掲載します。
影絵のワンシーンみたいだなあ~っと、思いながら眺めていると、
いろんな声が聞こえてきそう・・・。
あなたは、なにか想像しませんか?
たぶん、子ども達も見るもの聞くものを通して、
自分の空想や創造の世界へ行ったり、
現実へ戻ったりしながら、
毎日を過ごしていることと思います。
大人になると、見過ごしがちになる部分です。
前回記事で、大人が思う「完成形」を目指さなくていい、
と、書きましたが、
例えば、この飾り一つ見ても、
子どもの感じ方は大人とは違うでしょう。
大人は、
どんぐりのある森に行ったネコの親子が
きれいなクローバーを摘んでいました。
…うーん、季節が混在してるなあ~・・・。
というくらいがせいぜいです。
教室に来る、消防車がお気に入りの子だったら、
・・・例えば、こう思うかも・・・。
クローバーの赤→さっき消防車を見たよ→どこに行ったかな→外へ見に行こう!
それで、この飾りそのものとは違うところへ思いが行ってしまいます。
この子は、来たばかりなのに、帰ろうとします・・・。なんてね。
子どもって、そういうこと、いっぱいあるじゃないですか。
子どもは、経験したものが少なく、抽象的ではなく、具体的に物事をとらえます。
例えば、
この影の「ネコ」を指さしながら「ネコ」と言っても、
頭の中はこの「ネコ」やネコ一般ではなく、
この子が知っている隣の家の「ミーコ」のことだけだったりします。
だから、昨日ミーコがミルクを飲んでいたのを思い出して、
急に牛乳を飲みたくなってぐずったりします。
しかも、言葉でこの一連の思考を表現できないため、
何を急に言い出すのだろう!?と大人は困ります。
そんなシーン、いっぱいあるでしょう?
でも、わがままなのじゃなくて、
心の中で、一瞬のうちにいろんなことをちゃんと考えているからですね。
だからといって、すぐに牛乳を出す必要もありませんが、
大人もすぐに叱らずに、心の動きを考えてみると、なかなか楽しいものですよ。
足りない言葉を補うように、話しかけると、子どもにも必ず気持ちが通じます。
そして、穏やかに納得します。
認めてもらえてうれしいという気持ちも生まれます。
さらに、一緒になって楽しんでいると、いろんな想像をしてくれて、
大人が驚くような思い付きが出てきます。
子どものファンタジーの世界は素敵です。
決まりきった答えばかりをいつも求めたり、その子なりの拙い話をまともに聞いてあげなかったりすると、
素敵な世界を満喫できない子になりそうに思います。
さて、写真の飾り・・・勝手に影絵劇場なんて言ってみましたが、
ご覧になって、どんなお話ができましたか?
お子さんはなんて言うかな?
お母さんのストーリーはどんなの?
ご家庭で話してみてはいかがでしょう。
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