伝統行事や文化にふれる
2011年 02月 16日

雪が積もってとっても寒かったのに、
今日は一気に気温があがりそうです。
花粉が来るのが気になります。
いつもの皆さんの1日1回の「ポチッ」とを
私がその日見る前に入っていたりすると、
わあ、待っていていただいている!と
勇気が湧いてきます。
いつも小さな小さな教室の応援のお手間を ありがとうございます。

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男の子とおひな様
前回記事で、人形劇の舞台の中にひな人形を飾った話をいたしました。
教室に来る誰の目にも触れて
「あ、おひなさま~」
という声があがります。
女の子だと、おうちにある自分のと比べて
「おんなじ!」とか
「うちのはふたりだけよ。」とか、
比較しながらのおしゃべりになっていきます。
男の子だと
「幼稚園にあるよ~。」
「もっともっと大きいよ。」
と言いながら、なにやら、女の子より珍しそうに
とっても時間をかけて眺めているのです。
人形達が手にしている様々なお道具(今回は大道具は省略)を
とりはずして持ってきては
「あ、昔のやかんだ~。」とか、
「これ、何?」とかって
わいわい騒いでいます。
お母さんたちは壊したり汚したりしては大変とハラハラ。

「あれ、この白いのは、先生んちのこの間こわれた電器のじゃん!」
(あ、バレてしまいましたね。シェル型レースのアクリル、と表現していたのに・・・。)
普通、触ってはだめよの人形ですものね。
もちろん、私も注意をしました。
「お人形のお顔は触っちゃいけないのよ。」
「へー、そうなんだ。」
おもちゃの人形と違って非日常の異彩を放つひな人形なのでしょう。
わんぱくくん達も気を使いながらの鑑賞。
雪洞(ぼんぼり)に電気がついてないのを察知され、
次回にはともしておく約束をしました。
(電球を入れてなかったわ、忘れないようにしなくちゃ!)
♪灯りをつけましょ 雪洞に~
私だって雪洞なんて日常に使う言葉ではありません。
でも、こうして飾ると、つい口ずさんでしまう歌の中に
古い時代をしのぶ言葉、
この行事の云われ などを感じます。
伝統文化の趣というのでしょうか。
ひし餅にも興味を持った子ども達。
形がどうの、食べられるかどうか・・・。
楽しそうにおしゃべりします。
ちょうど、年長児の聞き取りの学習時に
『おせち料理は 縁起のよい食べ物です。』という文を
使ったところでした。
おせち料理にしても、この間の節分にしてもこのひな祭りにしても、
ただおいしいものを子どもに食べさせておしまい、にしないで
ちょこっと、うんちくめいた話をわかってもわからなくても
しておくといいなあと感じます。
入試レベル問題で、こんなのがあったとします。
『次のうち、お正月に関係ない物はどれでしょう。
はねつき 豆まき 雑煮 おせち料理 』
こういうのは、それぞれを聞いたり経験したことがあったとしても
まだ、人間を始めて数年の子ども。
主体的に行事を子どもが行うわけでもないので、
今できなくても、人間的には問題は全然ないです。
プリントで一生懸命覚えるというよりは、ぜひぜひ体験をさせてほしいです。
いつのことだか忘れたっていいんです。
うちではこういう行事のときにお母さんがアレを作ってくれたな、とか、
地域のあんな行事にみんなで出かけたな、とかいうことのほうが
心を豊かにしてくれます。
そして、大人になったら、そんな子ども時代を懐かしみ、
子どもへも伝えてあげたいなという愛情に変わります。
だけれども、こういう年中行事や季節に関する事柄には
年々、子ども達が疎くなっているようには思います。
先ほど、うんちくも少しは・・・といったのはそのためです。
そうですよね。
大人の方の季節感が昔よりは乏しくなっているからなんでしょうね。
ああ、それから、『縁起』という言葉を耳なれなかったため、
早速辞書が登場しました。
『辞書を引く』行為は
『辞書をランダムにめくって呼んだ言葉を付箋に記す』作業よりは
やはり難しい。
でも、小さいときからどんぐりひろばの『あいうえお遊び』を
続けてきた年長さんは、困ることがありません。
それにしても、辞書がおうちでもずいぶん活躍しているようですね。

さて、なんだかんだと時間が経っても
一向にその前を離れないのは男の子ばかりでした。(笑)

「あ、イクラ!?」
「エエ??」
なんと、この方が捧げ持つ「木靴」が「イクラの軍艦巻き」に見えたみたい!
大爆笑!!!

そのあと、「昔は木のくつはいてたんだ~!」の驚きへ。
「おひな様、ぼくんちにも欲しい~!」
え?確かに聞こえましたヨ。誰???
女の子だけのお祭りでもなさそうですね。
嬉しいひな祭り、
もうすぐです。
みなさんのおうちでは
どのように過ごされるのでしょうか?
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