横浜市・希望ヶ丘☆どんぐりひろばは子育ての不安を前向きな意欲に変えるお母さんと子ども(0~6才)の教室です。幼児期にこそ『見えない学力』を豊かに育てましょう。☆お問い合わせは下記HPのメールで。


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語彙の習得とドラえもんの道具


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           Takuyaお兄ちゃんの折り紙のひろばより「さそり」




恥かき言葉


てもちぶたさ 

まぎわらしい 

したづつみ 

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と聞いて、変な感じがしますか?

何も感じませんか?



てもちぶたさ・・・

手のひらに乗った豚さん、ミニブタのこと?っと思っちゃいます。
                                 


まぎわらしい・・・

麦わら帽子を連想しちゃいます。


したづつみ・・・ 

牛タンでポテトでも包んだ?しゃれたお料理みたい。




上記は

「手持ち無沙汰」(てもちぶさた)

「紛らわしい」(まぎらわしい)

「舌鼓」(したつづみ)

のことでした、はい。


でも、笑い事じゃないです。
大人が上の、間違ったほうの言葉で
話していることがあるので。

子どもと違って注意もできませんけど、
こちらがハラハラしてしまいます。

「したづつみ」に至ってはこの頃では
テレビのアナウンサーがよく言っていますしね。

「ここにシートをひかないでください。」
と書いた紙を小学校の運動会の時に先生が
貼ってらっしゃるのを見かけたこともありますよ。

シートは「ひく」んじゃなくて、「しく」(敷く)んですけどねえ・・・。

言葉は変わっていくとはいうけれど、
これらは間違いだと思います。

あ、ちなみに「間違え」という名詞を使うのも違和感ありますね。
「間違えを直しなさい。」とかね。
しかも、結構多くないですか?

大人ですらこうですからね、子どもの「言葉の環境」は???

このごろは小学生でも読書量が少なく、
したがって、語彙が少ない子が多いです。

テレビなどの映像を多く目にすることにも一因はあるでしょうね。
はやり言葉やニュアンス語では表現できるものは限定されます。

語彙が少ないと想像力も膨らみません。

どんぐりひろばの「文章表現のひろば」では、
少ない読書量では補いきれない「ことば」の習得のために
「辞書引き」とそれに関連する学習も行っています。


でも、本当は幼児期からこういった学習の元は始めてあげてほしいのです。

小学生になって慌ててやるより、
幼児期から積み上げるほうがおもしろいですよ。
(だけど、積み上げていなくても、いやでも、
小学生の生徒にはガンガン課題は出します。
のんびりしていられなしのです、もはや。)

ドラえもんはいつもいろんな道具を出してきますが、
道具を持たないドラえもんでは、話になりませんね。

言葉をたくさん知るのは、ドラえもんの道具が
たくさんあるようなもの、と子どもたちには話しています。

道具を使うとき、つまり小学生になってから、それがないのに気付くようだと、
「のび太くん」はボコボコになっちゃうよ~っていうことです。





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1月11日記事:「辞書引きを楽しめる子」より

辞書引きと「あいうえおあそび」


前々回の記事は、年頭のごあいさつと
1~3月の特別教室についてのものでした。

その記事へ、次のようなコメントをいただきました。

>最近、我が家のうちの子も色々な言葉に興味を持って、意味を質問してくるので、
>適当に応えるのではなく、小学生用の辞書を買って、一緒に意味を調べるようにして
>います。

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小学校では辞書の学習は3年生の国語で習います。

私自身の子ども時代は、
一人ずつが自分の辞書を使うことになっていました。

新品のを持つ子が多かったですが、
家にある古いのや兄弟のおさがりのも
普通に使っていたと思います。

宿題といえば、辞書で言葉の意味を調べて
ノートに書きだすというのが
たくさんあった記憶があります。

現在私のいる地域の公立小では、(我が子の場合)
辞書を持参するようにとの指導は特にありませんでした。

辞書引きの国語の授業のある時は、
学校の図書室に常備されている人数分の辞書を
クラス毎に借りてきての授業のようです。
(しかも、その授業の時間もそう多くないと思います。)

こうすれば登下校の荷物も重くないし、
忘れ物をする子が辞書のないまま
授業を受けるということにもなりません。

学校から各自マイ辞書を持つように
強く勧められなかった理由はわかりませんが、
すでに各家庭に辞書があって使いこなしているものでしょうか?


辞書を借りてまで読みたい子どもは
おそらくいないでしょうから、
マイ辞書が家にない子どもは、辞書との出会い、
辞書と付き合う機会を失ったのでは?と思います。

こういうところでも、
家庭間の取り組みの違いにより、
学力差が広がることになるのですね。

コメントのご家庭は、
そういうことを予め知ってか知らずか既に辞書をお使いで、
その文を読みながら、私は、
こちらのお母さんは立派だなあと思いました。

それは、幼児なのに「辞書を先取りしている」からではなく、
知らない言葉をわからせてくれる魔法のような本を
「親子で楽しんでしまっている」からです。

楽しいから、上記「うちの子くん」は、これからも、
日常の中の「言葉さがし」をどんどんしてくるでしょうね。

語彙の豊富さは、あらゆる学力を牽引していくことになります。

今はお母さんが引いている辞書を
そのうち勝手に自分で引き始めることでしょう。

このようなお子さんにとって、
入学後の辞書引きはもはやなんでもありません。

しかし、調べたくもないものを
いきなり「調べなさい」と言われたらどうでしょう。

50音順もろくにわかってない子が
短時間で調べる「辞書引き」の授業は、
苦痛ではあっても、あまり面白くはないでしょう。

でも、ものの数時間でそのような授業も終わりですから、
少し我慢すれば苦痛からも解放されますね。

ただし、その後に活かせる辞書引きはできない人になるかもしれません。

「うちの子くん」のお母さん、コメントをありがとうございました。
おうちでの様子をまたお知らせくださいね。


さて、どんぐりひろばでは、
幼児から小学生まで「あいうえおあそび」というのを
毎回の学習の初めに行っています。

オリジナルの歌付きの単なる遊びです。

しかし、 長音,拗(よう)音,促音,撥(はつ)音などの表記について、
知らないうちに身に付く工夫を凝らしています。

こういうのって、文字を習い始める1年生が
全部わからなければならない事項ですが、
最初の学年にして、結構なつまづきポイントでもあります。
そして、身につかないまま学年が上がっていく子も多いのです。

小学校に上がってうれしい気持ちが、
こんなところで萎えて、勉強嫌いになってほしくはないですね。

幼児期の学習では「先取り」を大人が押し付けるよりは、
「日常そのもの」を年齢や発達に応じて、
子ども自身が淡々と体験していくことが大切だと思います。

そうする中で意欲の芽が育つとき、「勉強したい」子になります。

せっかく幼児教育に関心があるのでしたら、
どうか無理のない進め方をお勧めしたいですね。

適時に適度な負荷はかけてもいいけど
負担になっては元も子もありませんね。

どんぐりひろばの「あいうえおあそび」では
さらに辞書引きの際の基礎である50音についても
順序や、行、段というものまでが入学までに身に付きます。

子どもは意識してないので、辞書も「始めから自分で早くできた」と言います。

「あいうえおあそび」については、まだまだ奥が深いので、
あとは、教室で体験していくことで理解できます。

このように、幼児の遊びが、そのときだけよければよい、というのではなく
ずっと先にまでつながっていることを学年が上がるごとに
保護者の皆様にも実感いただいています。



さて、明日からの「年中・年長クラス」では
辞書引きに関するおもしろい学習を始めます。

クラスのみなさんはどうぞお楽しみに!!
by dongurihiroba | 2010-02-19 01:37