宮沢賢治も 嗅いだ? この香り
2016年 09月 01日
お楽しみのどんぐりまつり、
もうすぐで~す!!
遊びや学びにも
笑顔にも
たくさん出会えるはず・・・
五感を通して絵本と自分の体験がつながるとき
宮沢賢治の作品を読破したことない方でも、
多くの方が知っているその作品
「やまなし」。
6年生の時の教科書に載っていた・・・という記憶がありませんか。
蟹の子供ら。
クラムボン。
かぷかぷわらったよ。
・・・
そんな言葉が出てきましたね。
『不思議』という感想がとっても多いのも特徴。
教室の1年生の子が
夏休みの旅行先で、
鈴なりになった「やまなし」を見つけたそうです。
そして、それを何個かもらったらしく、
どんぐりひろばの教室で見せてくれました。
顔の前に持ってきてくれたので、
匂ってみると・・・
ほわん ふわん とした芳い香りに包まれました。
見た瞬間は、私がこのところ、
よく拾って帰る「椿の実」に
色も大きさもそっくりだったので、
見間違うところでした。
「やまなし」のお話は知っていたけれど、
普通の梨のことと思い込んでいたので、
こんなに小さな実であることは
初めて知りました。
見せてもらって嬉しい気持ちになりました。
子ども達みんなで、
かわるがわるにうーんと吸い込んでは
「うーん、いいにおい~」
と何度も言い合いました。
どんぐりひろばでは、
『スローリーディング』として(課題は くすのきだんちシリーズの本ですが)
一つの作品にじっくり時間をかけての取り組みがあります。
この1年生も幼児クラスのときに、
絵本を元に、
登場人物を折り紙人形にしてみたり、
実際のくすのきを探す遠足をしてみたり、
絵本に出ているメニューを実際におうちで作ってもらったり、
お友達と本について語り合ったり、
一つのことの中の気づきを大事にしてきた子でもあります。
旅先で手に入れた「やまなし」ですが、
この後、彼女の中でお話「やまなし」を見る時、
それは、新たないろどりとなって、
また心に響くものとなるのでしょうか・・・。
私もやまなしの実をひとつもらったので、
・・・剝いてみようかな・・・。
たくさんの本を読むのもいいけれど、
スローリーディングもおもしろい。
時間のたっぷりある幼児期からがお勧めです。
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