横浜市・希望ヶ丘☆どんぐりひろばは子育ての不安を前向きな意欲に変えるお母さんと子ども(0~6才)の教室です。幼児期にこそ『見えない学力』を豊かに育てましょう。☆お問い合わせは下記HPのメールで。


by どんぐり先生
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子どもが、『できていない』時。



どの教材使う?どこの教室に入る?



子どもが、『できていない』時。_b0177103_16311382.jpg


昨日は桃の節句でした。
楽しいお雛祭りできましたか?

教室生徒が作ったというお雛様画像をいただきました。
どんぐりひろばで作ったのと、おうちに飾っていたのとを手作りの段飾りに!
ありがとうございます。

3才のFちゃん、のりもはさみもとても上手に使えます。
作りたいものがどんな形になるのか、頭でちゃんと設計できていて、
どんどん仕上げていきます。

でも、発達の様子は子どもによりそれぞれです。

我が子ができてない時、
やる気がない時、
大人はイライラしますが、
大人ですので少し冷静になり、
そんな気持ちはそっと胸にしまいましょう。

そんなときは、
興味を持たせる工夫をする、というのももちろんですが、
責めない、急かさない方がもっと大事。
その日のうちにできないかもしれない、そういうこともありますって。

さらに、『できないということを大人が正しく認識することがもっと大事』、です。

正しく認識するとは、内容とその難易度がどうであったか。
興味関心の持ち具合はどうであったか。
取り組みはどの程度達成したか。
を大人が理解するということです。

子どもにわからせるのではないのです。
大人が理解することが大事です。

親、特に母親は、正解を出したがります。
でも、正解どころか、終わってもないことも
いえ、始まってもない日もあって、
イライラは募ります。

うちの子だけ遅れてないのか、心配にもなります。

家庭用教材などにおいては、
やり残しや間違いや雑なところが多いと、
もう!許せなくなります。

大人は、『やらなかったよりも、ちょっとはまし』
くらいでいいと思うわけにはなかなかいかないようです。

取り組み初めには親子ともにこにこしていたはずが、
「もう、やらなくていい!知らない!」
「ごめんなさい。今度からちゃんとするから~。(泣)」
幼児の家庭では、ありがちな会話ですが、
勉強のことでこうなるのは、非常に残念!

『勉強ちゃんとしてから〇〇〇!』のフレーズが増えます。
お楽しみは、(辛い)勉強のあとのご褒美となります。

はい、ここでヤル気スイッチは簡単にオフ設定完了。
条件付きでたまにオン!にはなるけれど。
勉強は楽しいものであり続けた方が人生のおトクなのに・・・。

赤ちゃんの頃のあのみなぎる意欲を
一つひとつ、大人がごていねいにオフ設定にしていけば、
必ず、立派な勉強嫌いになります。

もう一度。

幼児期のできたとかできないについて、
一番大事なのは、

子どもに無理やり最後までやらせることではなく、
その時の子どもの気持ちに寄り添い、
肯定的な言葉かけをすることです。

ほめるところがない!というようなものでも、
「好きなオレンジ色をつかったんだね。」
でもなんでもいいんです。

親としては、〇○の達成レベルとしてはまだ〇%だな。
と判れば、次につなげるアイデアも生まれるというもの。

そもそも、
大人が作った教材なんて、
大人に納得してもらって売れるように工夫されているんです。
大人の都合満載です。

子どもは、教材の指示のとおりにやろうなんて、
もともと思ってなんかいません。
その日のその子に合わせてアレンジしないと。

でも、(大人的)ちゃんと取り組むことを
いの一番に仕込まれて取り組む習慣がつくと、
『正解』が最も大事なものと認識していきます。

もちろん、正解に到達する方法を身につけたり、
指示がきちんと通ることも大事です。
幼児期に身につくことだし、そうすべきことです。
(ただ、それは、ちょっと技術が要ることです。)

でも、物事に興味を持ち始めた、しょっぱなから
なんでもかんでも、指示が多いのは、子どもにしてみれば
本当にうっとうしいもの(と子どもは言いませんが)でしょう。

自分で考える力、あと伸び力などの言葉は
ここのところ注目されています。

そのためには、どの教材を使うかとか、どの教室にいくかとか
の情報があふれているこの頃です。

それよりも大事なのは、そういう力が、どうすれば身につくか、
または身につかないかを考えることと思います。

新学期前にご参考になれば幸いです。





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by dongurihiroba | 2015-03-04 20:03 | 教室全体のこと