1年生の読書
2014年 11月 21日
習ってない漢字がどんどん出てくる読書。
どんぐりひろばの幼児クラスでは『スローリーディング』を続けています。
(カテゴリ:スローリーディングをご覧ください。)
ところが、小学生についてはあまりふれていませんでしたね。
というわけで、1・2年生で購読の本のご紹介です。
『ぐりとぐら』などでお馴染みの『福音館書店』さんの『たくさんのふしぎ』を
毎月購読しています。
ものごとの『不思議だな』を入り口に、自分で考える力を育むものとして、
大変興味深い内容です。
大人の私も知らないことばかりで思わず引き込まれてしまいます。
絵本ではありますが、40ページほどのもので、学年で習っていない漢字がたくさん出てきます。教科書レベルで言うと、3,4年生の内容です。
ただ、ぐんぐん引き込まれていく内容であることと、
漢字にはルビがふってあることで、子ども達はどんどん読むことができます。
たとえルビがなかったとしても、
学年以上の漢字を子ども達はいくらでも読めるのです。
子ども自身がそのことに気づく機会を設けるようにしています。
ただ、内容レベルが高いので、ルビにお手伝いしてもらってもいいのかな、とは思います。欲をいえば、物語の中で既出の漢字には2回目以降はルビなしだといいのにな、というところです。
文章の中だとさらに読み方は、わかりやすいです。読めるけど書けない、とは、よく嘆くときに言われますが、まずはどんどん読める、それでいいと思います。
『この漢字まだ習っていない』・・・とは、子ども達が口にしがちな言葉ですが、このごろは教室ではめっきり聞かれなくなりました。
教室では、『学校で習ってなくても絶対満点を取らなければならないテスト』をしています。問題は予め公開済みですので、どのくらいどうすればどこに到達するかを自分で想定する訓練でもあります。
今年度は漢字のハードルをぐっと引き上げましたが、子ども達は(決して漢字得意ではなかった子達が)しっかりついてきています。
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