横浜市・希望ヶ丘☆どんぐりひろばは子育ての不安を前向きな意欲に変えるお母さんと子ども(0~6才)の教室です。幼児期にこそ『見えない学力』を豊かに育てましょう。☆お問い合わせは下記HPのメールで。


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未就園児の制作から見えるもの-2

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一番の魅力は『作品』より『過程』

前回記事では標題の「未就園児の制作から見えるもの」の核心にまでおよばないままになってしまいました。
それで、『この日はこんなのを作りました』というレポートに終わってしまってました。

実は、それを言いたかったわけではありません。

大人は作品を見て「子どもらしいね」とか、「色がきれいね」とかの感想をもらします。
もちろん、それ自体は本当に微笑ましいものですけれどね。


さて、前回記事の続き。

紙をちぎった子達には、スティックのりを渡しました。
ふたを開ける。閉める。
その繰り返しに夢中になるひととき・・・。
それから、底部の回転部分を回して、のりをたくさん出してしまったり・・・。
出てしまったのりに指を突っ込んだりするもんだから、のりはぐちゃぐちゃ、手はベタベタ。

のりを紙につけて動かすと、スケートのようにスーイスーイと滑らかに進んでなんか面白い。

…子どもがのりを滑らせた部分は、のりが乾いてしまったあとも
ビカビカに光って…そう、ちょうど、ナメクジが這った後のように、…
なので、どんなふうにのりを運んだかもよくわかります。
よくわかる、よく見えるようにと台紙は黒いのを使いました。

のりのついたところには、紙がくっつく。
でも、乾いた後では、くっつかない。

「ぐずぐずしているからよ。」
大人から見ると、本当にそのとおりなんですが、ここで
「早くしなさい」とばかりに、ぐいと子どもの手をのりごと取って
台紙にさっさとのり付け、なんてしないでいただきたいものです。
子どもの遊びは好奇心あふれるファンタジーの世界です。

大人は課題の「完成形」にとらわれがちです。
そして、人より遅れないように気にします。

制作をするとき、完成形なんて子どもは、はじめっから気になんてしていません。

「〇〇を作ろう!」、こんな親子企画が子育て支援の集いなどであるでしょう。
参加の大人が完成形に向かって限られた時間中に必死に仕上げようとする姿を見かけたこと、
私は何回かあります。皆さんはいかがでしょうか?

傍らでは、子どもは、まったくちがうことをやっている。
そんな光景ですよ。

どんぐりひろばでは、完成形を目指す制作やキットは使いません。
今回のあじさいの色だって、子どもが「きいろ」とリクエストしたので渡しましたが、
大人の頭の中の完成形にはあじさいだったら、「きいろ」は入れないのでは?
せいぜい、紫、青、白、ピンクと言ったところでしょう。
でも、どうです?
「きいろ」もなかなか味があるではありませんか。
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緑や黄緑だって、大人だったら、「はっぱの色」として、
花の中にはまずつかわないでしょう。
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技術的にはたまたまのりがついているところに、たまたまこの色の紙片がくっついた、
といったようなものもたくさんの作品です。


でも、途中、これはどうしても貼りたい!という強い意志を持つこともあります。
こちらの子は、「丸めた紙」を貼りたかったのです。
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うまいこと、くっつきましたね。

さあ、これだけのものを貼る間中、けっこう集中して、
(大人から見れば道草だらけのようにも見えますが、本人たちは夢中でしたよ)
作業する中で、個々に発見もたくさんあったはずです。
言葉として、上手にそれを表現はしない子ども達ですが、
五感をとおして、体の中にしみわたるものがたくさんあったことでしょう。



「できた!」と言って持ち上げた途端、のりのついてなかったものは、ザザーッと落ちる!
それに一瞬びっくりし、大笑いをします。
どんぐりひろばのお母様方も私が完成形を目指すことを求めてないのを理解しておられますから、
「ちょっと!ちゃんとして!」などと、こんな時にはしかるのではなく、
一緒になってできあがりを喜べます。


自分の子の作品だけでなく、よその子のことや作品にも愛情のまなざしで皆さん見てくださいます。

作品を見て、よその子よりも拙かったりしても、決してくささないでくださいね。

さて、楽しかった制作ですが、終わってしまうと、子どもは作品について、もっとこうすれば、と反省したり、他の子と比べて優劣を感じたり、は、この年齢だとほとんどないです。

出来上がったものに、いつまでも関心をもちつづけることもあまりないです。

そういう意味では、『作品』よりもその『過程』そのものが、子どもにとっては魅力あふれるものなんです。
特に未就園児は、『過程』こそが、大事な遊びであり、仕事そのものです。

作品を教室に飾ると、作成者よりも少し小さい1~2才児のお母さんは、
「わあ、もうすぐこんなのできるようになるんだ~」と期待もなさることでしょうが、
「作品の完成度」にのみ、目を、心を奪われないようになさるといいと思いますよ。

さて、最後に。
先週、犬の散歩中に、教室生徒のおばあちゃんのお宅前をとおりかかりましたら、
お庭のきれいなあじさいを摘んでくださったのですが、・・・きれいでしょ?

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ぜひ、本物のあじさいも皆さんもお散歩中などに見つけてみてくださいね。
色や形がさまざまで、そんなことを親子で語らいながらゆったり歩く時間、最高ですよ。
by dongurihiroba | 2012-06-11 15:53 | 入園前(未就園)児のひろば