横浜市・希望ヶ丘☆どんぐりひろばは子育ての不安を前向きな意欲に変えるお母さんと子ども(0~6才)の教室です。幼児期にこそ『見えない学力』を豊かに育てましょう。☆お問い合わせは下記HPのメールで。


by どんぐり先生
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ボタン―3(fbでご覧の方は←クリックでブログへ)


ジャンボサイズのボタンを
      子どもはどうとらえるか?



大きなサイズのきれいな色のボタン。


大人の皆さんは、まずどのように感じましたか?
b0177103_10354278.jpg

一昨日掲載のこの写真だけでは、きれいな色のボタンというだけで、
実は大きなボタンなんだ~とは思わなかったでしょ?

あなたが
「幼児教室のブログだから、ははあ、これで、ひも通しするのね。」
と直感的に思ったお母様だったら、
ちょっと、教育にいさみ足すぎないようにご注意を!と少しだけ申し上げておきますね。

未就園の子どもは、そんなふうに思ってこのボタンを見るでしょうか?

とりあえず、
・・・あ、きれいな色の、なにか見っけ!
手に取りたい。
触ってみたい。

あ、落ちた。
そしたら、テーブルの上でグヮングヮングヮ~ンって回転して、そして止まった。
なに、これ。
おもしろっ。

もう一ぺん、落としてみよっ。
やっぱり、グヮングヮングヮ~ンって回る!

もう一ぺん、落としてみよっ。
あれ、回らないね。(実はカーペットの上)



「ぼく、このタイヤのがいい。」
2つだけある、黒のさらに大きなサイズのボタンを見つけた子が
ササッとそれを取りましたよ。

こんなときに、目ざとく、自分の主張をするのは、2、3歳児。
大きな黒色のボタンは、車のタイヤに見えたのです。

そのとたん、
「ぼくもタイヤ!」(この子も、言われてからタイヤ、と気づいたの)
「あ、私のだったのに~!」(とりあえず、どれも自分のという感覚)

と、関心の向き方が急変。

人に取られそうになると、
いえ、取られなくても、取られたくないと感じただけで、
2歳児だと「ダメ!」を連発!

大人にとってもいじわるに聞こえたり、
声の荒らげ方で、小さい子を怖がらせたりする状態。
・・・皆さんも目にしたことのある光景でしょ。

こんな緊張した場面でも、1歳児だと『所有権』についての理解の発達は未熟なので、
『自分のものは自分のもの。人のものも自分のもの』
といったふうに当たり前のように人の物に触ったり、持って行ってしまって、
取られたくないと思っている少し大きな子を逆上させてしまったり・・・。
1歳児はそのわけがわからず、固まってしまったり。

かと思えば、どうぞ、が上手な時なので、
急に自分のものを気前よくどんどん人にあげちゃったりするのも1,2歳の小さい子。

面白い、かわいいやり取りですね。

でも、それすら、『うちの子のを取られた』、とか、
『うちの子は、取られたのに取り返さないで、情けない。』と
思うお母さんも世の中には…実は少なくないです。

人とのコミュニケーションの初級編の学習中ですので、温かく見守ればいいのです。
お母さんがお互いに思いやりながら、気持ちの良いやり取りを子ども達に促す、
それで、いいのですけどね。

それだけのことです。


『いつも、あの子は、いじわるだわ。』
とか、

『うちの子は、意気地なしだわ。いじめられっこにならないかしら。』
とか、って思うのではなく、そういう時期なので、その時期を、そうあるように過ごすことです。


そういう時期なのだからと理解して、
いじわるに見えるよその子のことを、
わが子に関わってくれる存在として受け入れることが大事。

そういう子に、言葉かけしてあげてくださいね。

「終わったら貸してちょうだいね。」
「大きな声で言うと、みんながびっくりするよ。」
など。

意気地なしに見える子にも、やられたらやり返せ、ではなくて、
取られたらいやだね~とその気持ちに寄り添いましょう。

「貸して、って言ってみようか。」
「あれが欲しかったのね。」
など。


どんぐりひろばのこのクラスでは、『ボタン、即ひも通し』、とはなりません。


家でわが子だけ相手にで知育教材に取り組むと
『ボタン=ひも通し』となりますが、
小さな集団で学ぶときには、すんなりとはいきません。

逆に幼児教育の教室では、
『こんな簡単なこと、家庭でできるわ』、

との思いから、どんどん先走りしがちなことを
あえて、集団の中で、すんなりといかないもどかしさを体験しながら学ぶ、
そのほうに深い意味があります。

友達がいたから、タイヤに見えました。
友達がいたから、ボタンって回るんだって、偶然みんなが楽しめました。

そんな子ども目線の『見方、感じ方、考え方』があってから、
『ひも通し』などの大人の意図する活動が始まります。

そこを無視して、いきなりひも通しをさせようとしても、
全員が取り組むことはできません。

さて、では、次回は・・・ひも通し・・・かな?
お楽しみにどうぞ。


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by dongurihiroba | 2011-12-16 11:55 | 入園前(未就園)児のひろば