かけ算の筆算テスト
2011年 03月 05日
みなさんいつも応援の1日1クリックをありがとうございます。
今日もポチッとしてからお入りくださいね。 ↓ ↓ ↓
かけ算大会
今年に入ってからすぐに、『かけ算大会』ということで
テストをしましょうということを、中学年のクラスで話し合っていました。
去年の同じ時期には音読発表会をしたクラスです。
時間をかけて一人ひとりの弱いところを徹底的に潰してきました。
時間がとても速くなった子。
間違いが少なくなった子。
一度に解く問題量が増えたのにみんなこなせるようになりました。
私の子どもの頃を思い返すと、
たたみかけられればたたみかけられるほど、
自分を追い詰めて集中していったものです。
おそらく自分の性格によるものです。
でも、実際にはいろんな子がいます。
先生タイプの人(子どもの頃勉強ができた人)はいろんな子がいるということより、
「こうでなければならない」と、決めつける傾向が強いです。
でも、先生が、どんな状態でも受け入れる気持ちを大きく持つと伸びる子はたくさんいます。
私が自分を振り返るきっかけになるのは
いつも予想を翻す子ども達の反応に出会ったときです。
一度教えてできなかったら、× × ×で、ハィ 〇点。で評価はC。
などと、評価をするのが仕事でなくて幸せだなと思っています。
小さな集団なので、できないところがあるときはじっくり付き合えます。
つもいつも時間を計測してそれに追われたり、
いつもいつもたくさんの量をこなすことを求められたり、
いつもいつも間違いの数ばかりを指摘されたり、
・・・それでは、気持ちのなえる子もたくさんいます。
それなのに、「そんなことではいけない」と必死にプリントをこなすことを
お子さんに勧めてはいませんか?
私は、子どもの気持ちがなえていると感じた時は
まずはそのままを受け入れることから仕切り直します。
無理強いしても続かないし、身につかないからです。
何より、勉強嫌いになっては元も子もありません。
だからといって、子どもに迎合したり、
「勉強しなくてもいい、〇〇ができれば。」
というのとも違います。
負荷のかけ方は、子どもによって違うことが多いのです。
〇〇式が合う子もいれば合わない子もいるし、
時期や指導の仕方によっても違ってきます。
いろんな教材や教室をちょうど選んでいる方は、
教材や教室のやり方ににむりやりお子さんを当てはめて
親子で苦しむ結果にならないようにと願います。
さて、かけ算テストの結果ですが、男子がみんな早くできました。
正解率も練習の時よりアップして習熟してきた感じでした。
女子はやや遅い出来上がりでしたが、
なんと最高得点を出した子がいました。
そのことを男子に伝えると、
「えーなんで、なんで~?」
「指定範囲外の問題まで、解いていたのでした。」
そう、(うっかり)多く問題を解いていた子が
時間がかかったけれど最高得点だったのでした。
本当は
「指示と違うことをしたから、いくら正解でも得点にいれません。」とか、
「余計に解いた分は逆にマイナス点にします。」とかっていうことも
できたのです。
でも、このお子さんにはそういう処置はプラスにならないとわかっていました。
それと、早くできたことで天狗になっていた男子達には
新たな意欲を生み出すきっかけになるかなと思いました。
案の定・・・
あっという間に自分も自分もと、次々に
友達より1点だけ多く正解を得ようと
もうやらなくてもよい問題にまで取り組み始めました。
たくさんは嫌なんです。
でも、1点だけ多く、という競う気持ちがとてもかわいらしく、
その場の空気もワッと盛り上がったのです。
本当はこれまで苦手な子も居たのですが、
どの子もできた喜びを満喫しました。
「またやりた~い!」の声が聞こえました。
「どんぐりひろば、今日で辞める~。」と
ニコニコしながらいつものように言って帰った子もいました。
「じゃ、来週ガンバッタみんなへ、先生からプレゼントするね。
さて、なんでしょう!?ヒントは今、言ったよ。」
といって終わりました。
みんな???でした。
では、来週をお楽しみに~。
お帰り前に ポチッとまだの方はどうぞよろしく